何かにはまると一直線。とにかくあきるまで突っ走る。旅キチで、映画好きで、食欲魔人な日記です。最近シドにドハマり!!


by kanamejakushi

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シゲ子(寺島しのぶ)の夫が戦地から送られて帰宅した。夫・久蔵(大西信満)は四肢が無くなり、顔面が焼けただれ、耳が聞こえなく言葉もうまくは話せない、かろうじて意思の疎通ができなくはない程度の状態だった。
「生ける軍神」と武勲を讃えられ、勲章をもらい帰ってきた夫。生きているとは言い難い塊となって帰った夫、これからひたすら妻は世話していかなければいけない・・・・
ってお話です。

戦争の年代とリンクして話が進む、反戦映画ではありますが、
なんというか、描写がいろいろとリアルです。
シゲ子がもっとも酷くヒステリーを起こしたのは、帰ってきた夫をみた直後でした。
その後も何度かヒステリーは起こしますが、最初ほどひどくはない。
細かいことですが、そういう描写がとてもリアルに感じました。
ただ、予告でもある、生卵を「食べなさいよ!」といってぶつけるところ
そこだけは、ちょっと違うって思ったのは私が女で監督は男だからと思ったんですが
戦時中で食べ物が足りないというシーン何度もでてきます。
自分は我慢して、しょうがなく夫に分け与えるシーンもあります、
正直って、めちゃめちゃひもじい思いしてると思います。
そんな思いしてるなら、たとえヒステリー起こしても、女は食べ物を粗末にしないと思う。
女のほうがリアリストなんですよ。
私は、女はそういうところ徹底してると思う。
もちろん、いやいや食べ物粗末にするよ!って女の人がいたら
なら、あなたが一番お気に入りの(高い?)洋服を着ている時に
ヒステリーを起こして、そこにあった墨汁をひっくり返すか聞きます。
多分食べ物は大丈夫でも洋服は嫌!って答えるんじゃないかなと・・・

おもいっきし話それましたが、そんくらいのことが気になるくらい
いろいろとリアリティがあって、この映画すごかったんですよ
四肢がなくなった男ができることといえば、
食う。寝る。出す。
本当にそれだけで、
妻ができることは・・・いや、やらなければいけないことはひたすら献身で・・・

そこに出てくる、憤りや不安や、過去への怒りや・・・
そして、夫が全然軍神なんてえ高尚な軍人じゃなかった
妻が愛してやまないなんて、素敵な夫じゃなかった
それでも面倒を見続けないといけないという昔というリアル
頼るものは自分だけという、これも昔というリアル

すごい映画でした。
ひさしぶりにパンフレット買ってしまいました。これからじっくり読みます。

戦争なんていうものがあったからの悲劇をリアルに描いた心をざわつかせる映画です。
★★★★☆4点です。
by kanamejakushi | 2010-08-22 02:20 | 映画