何かにはまると一直線。とにかくあきるまで突っ走る。旅キチで、映画好きで、食欲魔人な日記です。最近シドにドハマり!!


by kanamejakushi

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原題: THE GREEN HORNET
新聞社の社長だった父の急死で突然2代目社長に就任したバカ息子のブリット・リイド(セス・ローゲン)は、武器作りの天才で腕っ節の強いカトー(ジェイ・チョウ)とつるんで悪戯にでかけたら、トラブルに巻き込まれた上に顔は写ってないけど写真撮られちゃった!こうなったらそれを利用して、ギャング同士の抗争に見せかけて悪人退治するヒーローになってやるぜ!!ちょうど秘書のレノア・ケース(キャメロン・ディアス)が賢かったんで分析させたら、これからの行動のいいヒントになっちゃうんだもんね!派手にやったるで~!ってお話です。

なんともまあ、ここまでやってくれるかってぐらいに、バカ息子社長のバカっぷりがバカ過ぎなお話です。子供の頃はそこそこの正義感のある問題児だったけど、社会的には偉くても子育ては失格な父親のおかげも手伝って、お金でなんでもやりたい放題!お金のおかげでみんなにちやほやされ放題!完全ならバカぼんぼんのできあがり!
って・・・いくらなんでもここまでバカかっていうか、
ハリウッドものでこの手のを映画にする時って、ヒーローの人としての苦悩とかにクローズアップしすぎてて実はあんまり好きじゃないんですが、この映画は真逆におばかに振り切ってるので、そういう部分についてどこまで許容できるかで楽しめるかどうかが違ってきそうな気がします。

んで、カトーの設定のめちゃくちゃさが、最初は気になってしまいまして(^-^;)
加藤って苗字なんだよね。んで、「上海生まれ」って言うと、「日本は好きだ」って返事
そんでもって、カトーが英語じゃない言語を言うとつっこみがちゃんと「中国語じゃなく英語で!」
って・・・・えーっと、日本も中国語を話してると思ってるっていう設定なんすか?
上海が日本って思ってるつうことっすか?
って、この設定のめちゃめちゃさが・・・
ほら、海外旅行とかでよく日本人見て「ジャッキーチェン!!」って声かけてくるとかあるし
そういうおちょくり設定をつかって、わざと社長のバカさを強調ってこと?
ってか、原作が古いから本当にそんぐらいの勘違いで話ができあがってたんかいな?

そんでもって、天才なカトーの性格が幼稚っていうか・・・
いえ、確かに理系な天才って変な性格に描かれること多いとは思うけど
なんか、このカトーってそんな幼稚な設定の天才って感じじゃないと思うんだが・・・??

そんでもって、価値観もぶれまくりといいますか(ノ∀`)
「悪者のふりをしてるヒーロー」なので
武器とかが一応殺傷能力がないように気遣ってるんですよね
最初の方はほとんど素手なわけだし、戦闘経験がない社長に渡される銃は
気絶するガス銃なわけだし。
でも、車でミサイルとかぶっぱなしまくったり、パトカーとか一般の車が大破しまくり
それでも死んでないっぽい感じですが
それでも車でつっこんだり、ミサイルぶちこまれれば死ぬし
悪者なら死んでもOKってのがあれなのかしら・・・
悪人だろうが、殺せばヒーローだって人殺しだと思うんだけど(^-^;)

そんなわけで、キャラはそこそこ振り切ってるんですが
お話が、超バカにも、かっこいいとかにも、ダーティーにも振り切ってないっていうか
振り切らないにしても、どうも中途半端というか(^-^;)

あ、でもチュドノフスキー(クリストフ・ヴァルツ)の振り切り方はおもしろかったかも
超悪役つうか、超自己中役!この半端ない自己中ぶりはわけわからなくても
おもしろい役!って割り切れた感じでした。

あと、キャメロン・ディアスがちょい役すぎて物足りないかも
超セクシーって言われてるんだけど、あの役じゃそんな風にみえん!!
スカーレット・ヨハンソンとかのがよくない?この役。

でてくる人たちのバカ過ぎぶりが許せないとおもしろいと感じられなさそう
★★★☆☆3点です。
by kanamejakushi | 2011-02-01 14:32 | 映画