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何かにはまると一直線。とにかくあきるまで突っ走る。旅キチで、映画好きで、食欲魔人な日記です。最近シドにドハマり!!


by kanamejakushi

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牛の鈴音



原題: OLD PARTNER
一応Yahoo映画に、原題って書いてあったのでコピペったけど、本当の原題は「牛鈴の音」って意味の韓国語らしいです、はい(゜ー゜;)
韓国で評判が口コミで広がり大ヒットしたドキュメンタリー映画です。
チラシには、ドキュメンタリー映画の定番であるナレーションがない。となっていましたが、このお婆さんの話というか、愚痴が見事なまでの完璧なナレーションですよ!
普通なら寿命が15年くらいの牛さんなのに。この老夫婦と一緒に30年。おそらくは40歳くらいだという老牛。
人よりも牛の方が大事だ。牛に食べさせる草のために農薬は使わない。楽なんてしなくていいというお爺さん。しかし、足が悪いお爺さん。おかげでお婆さんの苦労は半端じゃない!
お婆さんの愚痴はひたすら続く。しかし、その愚痴には愛情がある。深い深い愛情が、ひたすら続く愚痴とともにしっかりと存在し続けることが感じられる。だからこそ、この愚痴が完璧なナレーションになりうるのです。

しかし、私が一番衝撃を受けたのは最初にお爺さんお婆さんの年齢が出てきた時だったりします。
二人とも70代でした。
日本の70代のイメージ。間違いなく老夫婦ではあると思います。
しかし、この老夫婦の印象は日本で思い浮かべるところの90代くらいなんじゃないだろうか?
働いて働いて働きまくって、腰が曲がりきって、やせ細って。
老夫婦の容姿。それだけで彼らの苦労や生活が伝わってくる気がするのです。
もしかすると、50年前の日本の70代もこうだったかもしれない。
そう考えるだけでこみあげてくるものがありました。
しかし、お涙ちょうだいな映画ではないので、機械も農薬も使わず、ひたすら牛と共に農業をしている老夫婦の苦労と、老人ならではの病気や、自然の美しさや、たまにでてくる対照としての現代らしい農作業の風景や、老夫婦のアップ、牛の様子など、ひたすらお婆さんの愚痴と一緒に時が流れていくのですが、最後の最後。お婆さんの素直な言葉で思わずホロリと涙が流れてしまいました。

すっげー!って映画ではなく、心に染込んでくるように感動が広がる映画
★★★★★5点満点です。
by kanamejakushi | 2009-12-20 23:18 | 映画