何かにはまると一直線。とにかくあきるまで突っ走る。旅キチで、映画好きで、食欲魔人な日記です。最近シドにドハマり!!


by kanamejakushi

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死にゆく妻との旅路



多額の借金を抱えた清水久典(三浦友和)は、なんとか少しでも借金を返そうと一人で職探しをしようとしていたが、妻のひとみ(石田ゆり子)は娘の元にあずけられるのも嫌がって、家もなく、ワゴン車で寝泊りしながら、各地の職安に話を聞きに行くが、どこも50を過ぎた男に仕事をくれるところがなく、やがてひとみの癌が再発しそれでも入院して離れ離れになるのを嫌がるひとみのためにひたすらワゴン車の中で看病をするっていうお話です。

このお話は、実話が基になってます。
1999年に実際に男が捕まり、罪状は保護責任者遺棄致死という。
そこから始まるお話です。

観る前はもっと、末期の。完全に助からないという自覚のある夫婦が
最後に2人で旅にでるのかと思ってました。
でも、そんな話ではなく、
職探しでした。
借金を抱えて、50を過ぎての就職活動・・・
自己破産をしないと決めた部分がよくわかりませんが
(ひたすら迷惑をかけ続けるだけで、何も解決できないし
 もちろん返せる何かがあるなら別なんですが
 なんにもなく、ただ迷惑を置きっぱなしにしただけになってるので)
現実はひたすらに厳しいものでした。

そして、妻の愛情が・・・ひたすら離れたくないとだだをこねてて・・・
わからなくない。もう死ぬだけとわかっていたから
だから、ただひとつの願いが「離れたくない」

もうさ、石田ゆり子がひたすら可憐で愛情に満ちててさ
最初はもう、どうしちゃったの!!ってぐらいでしたよ!

この愛に応えるためにさ
一回は病院に行ったものの、ひたすら面倒を見る夫が・・・
もうめちゃめちゃつらい。でも愛しい。
でもいつの間にか職探しはできなくて、ひたすら看病の毎日に

ある意味思考停止というか。。。
多分入院したくてもお金ももうなかったというのもあったのかも
死にゆく人と一緒にいるという選択肢は、
もっともっともっと桁外れにお金があるか、
こういう極限の状態じゃないと実現できないのかもしれない

ひたすら夫と最期まで一緒に居たいという願いのために
入院していれば、こんなに苦しまないですんだはずなのに
この痛みを受け入れてでもひたすら夫と一緒に居たかっただけなのに
それは終わってみれば
保護責任者遺棄致死
という、罪に変わってしまう。
だからこそできた映画なわけですが・・・
切ないです・・・

極限の愛情。ただ2人でいるためにどれだけ耐え続けたか。切ないです。
★★★★☆4点です。
by kanamejakushi | 2011-06-06 19:32 | 映画